【パンと○△□のある生活】株式会社信州自然王国 「オールフルーツジャム」

みなさま、こんにちは。パンを楽しむためのアイテムや、パンのある暮らしをより豊かにするモノ・サービスをご紹介している【パンと○△□のある生活】。5回目となる今回は、長野県の飯田市で主に信州産の原材料を使った食品を製造している株式会社信州自然王国(以下、信州自然王国さん)の「オールフルーツジャム」をご紹介します。

 

「オールフルーツジャム」は、凝固剤、防腐剤、色素、香料、お砂糖も入っていない、“原料は果物だけ”のこだわりの逸品!「超熟」ともよく合うことから、以前のパスコ・サポーターズ・クラブのポイント交換景品としても大人気でした。そんな商品のおいしさの秘密からジャムを楽しむとっておきの知識、さらには信州自然王国さんの「環境栽培®」についてなどなど、代表取締役の花岡大志さんにたっぷりとお話を伺ってきました。

 

 

大人気商品「オールフルーツジャム」誕生秘話

 


二代目の代表取締役の花岡大志さん。

 

――「オールフルーツジャム」、私も大好きですし、パスコ・サポーターズ・クラブ会員さまの中でもファンの方が多いんです!さっそくですが、とってもおいしいこの商品が誕生した経緯を教えていただけますか。

花岡さん:ありがとうございます!ジャムが誕生したきっかけは、昭和58年の創業時にまでさかのぼります。創業者である私の父は、もともとは東京都内で貿易の仕事をしていましたが「農業で食べていきたい」という夢を抱いていました。そこで適した場所を探していたときに巡りあったのが、さまざまな農作物の生産がさかんな、ここ飯田市だったのです。ただ、農業に関しては素人。地元の農家さんにいろいろと話を聞く中で、みなさん「規格外品」の処理に困っておられることを知りました。

 

――「規格外品」とは具体的にどういったものでしょうか。

花岡さん:形や色が悪い、へこみがあるなどの理由で、中身や味には何の問題もないのに、農協などに買い取ってもらえない農作物のことです。自分たちで廃棄処理するにもコストがかかるため、地面に穴を掘って捨てる農家さんもいると知り、父は衝撃を受けたと言います。どうにかできないかと考えた末に、それらの農作物にきちんとお金を出して農家さんから買い取り、加工品をつくることに行き着いたそうです。そのうちの一つが、「オールフルーツジャム」シリーズだったのです。


きれいに実がなっていても、少しでも小さかったりすると「規定外品」になってしまうそう。

 

――見た目などの問題だけで捨てられていた果物が、ジャムとして立派に生まれ変わったんですね!

 

花岡さん:この地域は、信州随一の温暖な気候ながらも朝晩の寒暖差がある、南アルプスのおいしい水と空気に恵まれている、など果物にとってよい条件が整っているため、多くの良質な果物が採れます。その果物のおいしさをそのまま生かすことができるのがジャムだと考えたのです。

飯田市周辺のエリアを走る道路は「南信州フルーツライン」と呼ばれているくらい、有数の果樹産地。

 

 

お砂糖も使わない「オールフルーツジャム」のこだわり

 

――お砂糖も使わずに、ジャムを作られていることに驚きました。

 

花岡さん:実はこれも、父が農業や食品に関しては素人だったことが起因しています。果物ジャムを作ろうと思い市販されている物を調べたところ、食品添加物やお砂糖が入っていることを初めて知りました。こんなにも果物がおいしいのに、余計なものを入れるなんてもったいない!と感じ、果物だけで作ることにこだわったのです。そのため、分類としては「ジャム」ではないんですよ。

 

――どういうことですか?

 

日本ではお砂糖類を使用したものが「ジャム類」で、お砂糖不使用の製品は「ジャム類」ではないという定義になっているんです。だから、ラベルの裏面表示でも・・・。

名称が、「ジャム」 ではなく、「加工品」に。

 

――本当ですね!「ジャム」ではなくて、「○○(果物)加工品」と書かれていますね。知らなかったです……!加工品と言っても、メインの果物以外に入っているのは、りんご果汁かレモン果汁のみという徹底ぶりなんですね。

 

花岡さん:りんご果汁の甘みがお砂糖がわりです。それぞれの味のバランスを見て、酸味があった方がよいものには、レモン果汁を入れています。ただ、自然な甘さや甘酸っぱさもまた果物の魅力だと思うので、本来の味を生かすようにしています。レモンは瀬戸内産、りんごはその時々で採れた産地のものなのでまちまちですが、メインの果物はすべて信州産です。

 

 

信州自然王国が実践する「環境栽培®

 

――ごろごろっと贅沢に果物が使われているなと思うのですが、使用する信州産果物の中でも、特にこだわって選りすぐっているのでしょうか。
「高原プルーン」は、手摘みした実を半割にしてりんご果汁・レモン果汁と一緒に煮込んでいるそう。

 

花岡さん:はい。千曲あんず、高原プルーン、南アルプスの裾野で採れる大粒のブルーベリーなど信州ならではの果物を中心に、自分の足で農家さんを回った上で、手間暇かけて育てられているところから直接買い取らせていただいています。農家さんが大切に手摘みした実を、こちらでもできるだけ手作業で皮をむき、くりぬき、人が味を見て水分調整をしたり、アクをとったりと丁寧に加工しています。果物本来の風味や食感を感じられるよう、煮込みすぎないようにもしています。熟練の「人」が介在するからこそ、おいしい商品を作りあげることができると信じています。

加工場を少し見せていただきました。果物を育てる農家さんの想いを、食べる方に届けたいという気持ちが伝わってきました。

 

――信州自然王国さんの掲げられている「環境栽培®」にも通じる考え方でしょうか。

 

花岡さん:はい。「環境栽培®」とは、農作物を育てるところから、加工、さらに出荷までを一貫して環境に負荷をかけない姿勢をあらわす、当社の登録商標です。自然環境に負荷をかけない作物づくりをされている農家さんから規格外品を買い取り、無駄な廃棄をなくすこと、過度なオートメーションに頼らず人の手で丁寧に加工を行うこと、リサイクルできる資材で発送することなど、すべてが当社の「環境栽培®」につながっています。

ほとんど手作業で作られているそう。ラベル貼りも、もちろん手作業で。

 

 

「超熟」×「オールフルーツジャム」のおすすめの組み合わせは?

 

 

――原材料をきちんと選び、からだにやさしいものだけで作るという「超熟」の姿勢にも重なる部分があり、大いに共感できます。花岡さんは「超熟」を召し上がってくださったことはありますか。

 

花岡さん:もちろんですよ。焦げ目がつかない程度にトーストして「オールフルーツジャム」を塗って食べるのが好きです。

 

――うれしいです!特に「超熟」と相性のいいジャムを教えていただけますか?

 

花岡さん:どれもおすすめですが……、「千曲あんず」ですね。酸味と甘みのバランスが、「超熟」とよく合うんですよ。あと、トースト後にすぐバターを薄く塗り、その上からお好みの「オールフルーツジャム」を塗るのもおすすめですよ。

 

 

ジャムの旬は?保存方法は?

 

――そういえば、ジャムにも旬ってあるんですか?

 

花岡さん:やはり季節のものがおいしいです。私たちは、基本的に旬の時期に収穫した果物をすぐジャムとして加工しています。ですから、加工の期間を考えて「旬+1ヶ月後」くらいに出荷されるジャムが一番おいしいのでは、と思います。今の時期だったら、7月頃から収穫した桃や千曲あんずの「オールフルーツジャム」が特にフレッシュさを感じられると思います。

千曲あんずは長野県千曲市で育てられているあんずのこと。千曲市はあんずの実の生産量も全国トップクラス。「日本一のあんずの里」と呼ばれています。

 

――旬の素材で、余計なものが入っていないからこその、新鮮なおいしさを楽しめるんですね。でも、保存料などがまったく入っていないので、保管管理が難しそうです。瓶の開封後もおいしさを保つコツはありますか?

 

花岡さん:まずは基本ですが、ジャムをすくうときは都度、清潔なスプーンですくっていただきたいですね。スプーンを入れっぱなしにしたり、何かがついたスプーンですくったりしてしまうと、カビが生えてしまう原因になってしまいます。そして、開封後は必ず冷蔵庫に入れること。あとは、煮沸です!

 

――えっ、ジャムを煮沸消毒するってことですか?

 

花岡さん:はい。お湯を沸騰させた鍋の中に、ジャムの瓶を入れます。一度開封したジャムも、また瓶のフタを閉めて、10分くらい煮てくださいね。このひと手間で、ジャムがおいしく、長持ちしますよ。

 

 

「オールフルーツジャム」のいろいろな楽しみ方

 

――「オールフルーツジャム」を長持ちさせたら、パンに塗る用途以外でも何かに使ってみたいなと思うのですが、おすすめの使用法はありますか?

 

花岡さん:お好みの「オールフルーツジャム」にしょうゆ、ソースを混ぜたら自家製ステーキソース、ワインビネガーと油を混ぜたら自家製ドレッシングができますよ!東京のバーではフルーツカクテルにご利用いただいているみたいです。

 

――ジャムと言うとつい甘い物を連想しがちですが、お砂糖が入っていない「オールフルーツジャム」だからこそ、食事系やアルコールドリンクにもマッチするのかもしれないですね。

 

花岡さん:あと、先ほどバターとジャムがパンに合うという話をしましたが、実は「果物や野菜×バター」の商品も続々と開発中なんです。

 

 

これからも、一貫して「おいしいもの」を

 

――最後に、これからの信州自然王国さんについてお聞かせください。

 

花岡さん:いいものを適正価格で生み出し続けることによって、夢がない、低賃金とも言われる農業の世界を少しでも豊かにしていきたいと思っています。そのためには、なによりもおいしいものを作ること!そして、オリジナル性の高い商品を生み出していきたいと思っています。もちろん、「環境栽培®」、食品添加物不使用はすべての商品で、これからもこだわり続けます。

花岡さん自身も信州の魅力が詰まった新商品を開発されているそう。今後も楽しみですね!

 

 

信州自然王国さんで教わったことのまとめ

 

「信州自然王国」の魅力

・今まで見た目だけの問題で廃棄されていた規格外の果物、野菜を

農家さんから買い取り、加工品の材料に

・創業以来、一貫してすべての商品で食品添加物不使用

・農作物を育てるところから、加工、さらに出荷までを

一貫して環境に負荷をかけない「環境栽培®」を実践

 

「オールフルーツジャム」のおいしさの秘密

・メインの果物はすべて信州産

・そのほかに入っているのは、りんご果汁かレモン果汁のみ

・丁寧な手作業中心で製造

・旬の季節に収穫して、そのままのおいしさをジャムに閉じ込めている

 

「超熟」との組み合わせでおすすめの食べ方や商品

・軽くトーストしたあとに、「オールフルーツジャム」を塗る

・特に「千曲あんず」がおすすめ。酸味と甘みのバランスがGOOD!

・トースト後にすぐバターを薄く塗り、その上からお好みのジャムを塗る

・果物とバターがすでに一緒になっている「果物バター」もおすすめ

 

ジャムのおいしさを長持ちさせる方法

・ジャムをすくうときは都度、清潔なスプーンで

・開封後は必ず冷蔵庫に入れる

・お湯を沸騰させた鍋の中に、ジャムの瓶を入れて10分煮る!

 

パン以外のジャム活用法

・お好みの「オールフルーツジャム」+しょうゆ+ソース=自家製ステーキソース

・お好みの「オールフルーツジャム」+ワインビネガー+油=自家製ドレッシング

・お好みの「オールフルーツジャム」+お酒=フルーツカクテル

 

みなさまもお好みの活用法が見つかったら、ぜひぜひコメント欄に投稿して教えてくださいね!

 

 

<会員さま限定プレゼント企画>
“「オールフルーツジャム」をおいしく楽しむセット”をプレゼント!

>>現在、応募期間は終了しています<<

Pascoスタッフが大好きなジャム&会員さまからのご希望もあり、「オールフルーツジャム」はポイント交換景品になります!そこで今回、“「オールフルーツジャム」をおいしく楽しむセット”を会員さま3名様にプレゼントします!

>>プレゼント応募期間  8/23(金)〜 9/5(木)23:59まで<<

キャンペーンの応募は、下記の「ご応募はこちら」のリンク先ページ(※会員限定)からです。

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<今回のご訪問先>

株式会社 信州自然王国

長野県飯田市座光寺6115

H.P http://kakashi.co.jp/

ONLINESHOP https://www.rakuten.co.jp/shizen-okoku/

 

 

「オールフルーツジャム」はもちろん、「信州ドレッシング」や焼き肉のたれ、パスタソース、バーニャカウダなど信州自然王国さんのほかの商品もおすすめです。

 

信州は果物だけでなくおいしい野菜の宝庫!地元で採れた新鮮野菜を使用した商品もいろいろとそろっていますので、ぜひONLINESHOPもチェックしてくださいね!

 

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  1. ねこまるさん

    果実感満載で美味しそう

    0
  2. loving rabbitさん

    こだわってますね♪

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  3. みっちさん

    こんなこだわってるジャムごあるなんて!なんとなくジャムは砂糖たっぷり…と思い、避けてがちだったので概念ごくつがえされました…砂糖なし✨これお取り寄せしてみます!!

    0
  4. panloveさん

    砂糖不使用なのに本当に甘くてパンのおともに最高です!もうほかのジャムが食べられなくなってしまいます。甘さや油脂感がほとんどないハード系のパンに合わせるとおいしいです。

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  5. えへさん

    オールフルーツジャムの魅力を改めて感じさせられました。
    こだわりを持って、作られてるんですね。

    0
  6. ピンクさん

    原料は、果物だけ、食べてみたいです。
    あんずが、すごく食べたいです。

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  7. おにゃんさん

    ポイント交換で頂いて食べた事があります。とても美味しかったです。一口目、くだものの味に感動しました。ヨーグルトにも混ぜて食べました。野菜も果実も見た目より味が大事ですから

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  8. ぽてこさん

    ジャムをまるごと煮沸!
    そんな技があるとは知りませんでした。
    早速明日はジャムパンにします♡

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  9. 110624さん

    ジャムとパンの組み合わせ、最高ですね。
    機械に全部頼らず、環境負担を考えて作られているジャムに感動しました。
    ジャムを作るので、保存の仕方でジャム瓶煮沸、参考にさせてもらいます。

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  10. みみみみみさん

    あんず大好きです。
    千曲あんずのジャムを食べたいです。

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  11. ジャランジャランさん

    お砂糖、入ってないジャム、食べて、みたいです。
    ジャムを、パンに、塗るときの、スプーンは、気を付けていますが、ジャムを、煮沸する事は、知りませんでした。
    勉強になりました。

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  12. 110457さん

    製品に対する思いが伝わるお話、大変興味深く拝読致しました。《加工品》とジャムの違いも初めて知りました。これからも良い意味のこだわりを貫いて下さい。

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  13. はんなさん

    素材感があっておいしそうです!

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  14. ゴンさん

    果物を育てる農家さんや花岡さんのジャムに対する思いが伝わりました。
    最後のまとめが読みやすくて良かったです。

    4
  15. 3006565さん

    千曲あんずジャム一度食べてみたいです(﹡ˆoˆ﹡)

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  16. 珈琲豆
    珈琲豆さん

    砂糖なしはジャムじゃないんですね。気が付きませんでした。
    ジャムを入れてマフィンを焼きますよ。

    4
  17. ようこ
    ようこさん

    信州には美味しい食べ物が沢山あって羨ましいです!
    美味しい果物から作ったこだわりのジャム。トーストに贅沢にのせて頬張りたいです。

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  18. まりりんさん

    お砂糖を使っていないジャム気になります♪美味しそうですね♪

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  19. コスモスさん

    凄く拘りのあるジャムで美味しいそうですね。
    ジャムを開封後、煮沸消毒で長持ち。は知りませんでした!

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  20. ラディール
    ラディールさん

    大変美味しそうな、ジャムで、なんか胸がきゅんとしました。ジャムを掬うスプーンは、清潔なものを、というのも、日頃から気をつけていますが、改めて覚えました。煮沸は、初めて聞き、びっくりしました。すごく為になりました、良いお話を、ありがとうございます。

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