
五輪が終わった途端、平和な生活が一変したウクライナ。かの地に想いを馳せながら、ウクライナ風のボルシチを作って、パンと一緒にいただきました。ボルシチはスラブ系の国ではいくつかのバージョンがあるようですが、ウクライナのそれは、小さめに切った玉ねぎ、ニンジン、じゃがいもなどをバターで炒めたのち、カットしたビーツやキャベツ、きのこ、そして牛肉などをブイヨンとトマトピューレで煮込んでいくというもの。今回は手元にジャガイモ、きのこがなかったので、それらは抜きで作りました。ビーツも現物はなかったので、市販のビーツのスープを使用して、30分程煮込んだら、軽く塩コショウで味を整え、最後はサワークリームを載せるのですが。サワークリームも日本では一般的ではないので、前夜から水切りヨーグルトを作っておき、それにニンニクチューブとパセリを混ぜて、上にこんもり載せました。ビーツの優しい甘さで煮込まれた野菜や肉を、ニンニク風味のサワークリームがひきしめていて、2つの味わいを交互に楽しめました。
いまは食べて応援、ということすらできませんが、わたしたちと同じ普通の人たちが、早くいつものようにこういった家庭料理を家族と食べて笑い合える日が戻ってくるよう、願いながら、しみじみ味わいました。
いまは食べて応援、ということすらできませんが、わたしたちと同じ普通の人たちが、早くいつものようにこういった家庭料理を家族と食べて笑い合える日が戻ってくるよう、願いながら、しみじみ味わいました。