本日はフォカッチャと、南米はブラジルの国民食と名高いフェジョアーダを合わせてみました。平たく言うといろんな肉と一緒に煮込んだ黒豆のシチューです。シュラスコの方は一時日本でブームになりましたが、なぜかこちらは騒がれることなく、静かにブラジル人たちのソウルフードとして愛されています。

材料は大体4人前で、黒インゲン豆250g（なければ缶詰のレッドキドニービーンズでもよい）、こま切れの豚肉100g、ベーコン1パック、ウィンナー1袋。玉ねぎ1個、にんにく1かけら。

黒インゲン豆が手に入りにくいので、豆から作る場合は大納言小豆で代用できるそうです。
ただ、前日から水につけてふやかしたあと、調理の前までに3－4回沸騰させては水を変えて、予めゆでておくこと。

フェジョアーダの手順は
1：まず豚肉に塩小さじ1をふってポリ袋に入れてもみこみます。20分放置。
2：その間、玉ねぎとにんにくをみじん切りにして、鍋に入れ、オリーブオイルでよく炒めます。その後、2㎝くらいに切ったベーコンとウィンナーも軽く炒めます。
3：先程のこま切れ豚肉に熱湯でさっと湯通しして塩抜き。こちらも鍋に加えて軽く炒めたら、いよいよ豆を投入します。缶詰の場合は、缶の汁ごと投入。水は700mlくらいをここで加えます。
4：蓋を少しずらしたまま、じっくり中火で煮込むと、灰汁が出るので数回とりましょう。40分くらいで豆がほろっとし始めるので、急いでいる方はこの辺りから食べられます。もっとカレーのようにドロドロにしたい方は、もうちょっと煮込んでくださいね。今回はお急ぎコースかつ、レッドキドニービーンズだったので、サラっとした感じ。黒インゲン豆使用だと、もうちょっとスープも黒っぽくなります。

ベーコンやウィンナーからの塩味のみなので、優しいシチューみたいな味わいで、そのくせ3種類も肉類が入っているので、ボリュームたっぷり。これとフォカッチャで十分おなかいっぱいになる一食になりました。さすがにこれは、朝からお肉3種類食べるのは、きついかなとランチでいただきました。余ったら夜にスープ代わりに加えるのもいいですね。煮込むほど、煮溶けていって味も馴染んでいきます。