「がんす」とは、広島県でよく、おつまみやおかずに出される「揚げかまぼこ」のことです。昭和初期にかまぼこが広く売られていた、呉市のかまぼこ屋さんが生み出したのが発祥とも言われています。しっかり衣がついているので、むしろかまぼこフライみたいな感じでしょうか。カツサンドならぬ、がんすサンドをやってみようと思ったものの、広島のがんすのもう一つの特徴である、唐辛子が練り込んであってちょっとピリ辛なところを断面で見ていただこうと、こんな形になりました。気持ち、中のかまぼこがピンクなのがわかりますか。

基本はやはりキャベツ。その上に、漬けてあった酢紫たまねぎと、白ワインビネガーをかけたニンジンの千切り。すると、がんすの揚げ物感と酢漬けの野菜がさっぱりとよく合うのです。最初はパンにもマヨネーズとか塗ろうかと思いましたが、あまりにがんすと酢野菜がいいコンビなので、そのままはさんで食べました。


がんすそのものはこういう風にスーパーなどでパックで売られています。いまや広島土産にも昇格し、広島駅のお土産もの売場にデーンと陳列されています。もし、見かける機会があったら、さっぱり酢漬け野菜と試してみてください。ちなみに、最初の写真のサンタさんの容器は、抹茶プリンの色がイマイチくすんでる感じだったので、あんこやら載せて、クリスマスっぽくして食べました♪