スウェーデンの残り物を使った家庭料理といわれる「Pittipanna」。冷蔵庫で残ったでジャガイモや肉料理などをフライパンで、炒めたのがルーツだそうです。名前は「フライパンの中の小さなもの」という意味だそうで、仕上げに目玉焼きを載せることが多いそうです。作り方は名前のようにいたって簡単、ジャガイモやたまねぎ、にんじん、そしてベーコンでもハムでもいいので肉類をひと口大に切って、それをバターで炒めるだけ。ジャガイモに火が通ったら、塩コショウをして、最後に目玉焼きを載せておしまいです。トマト缶の残りとケチャップを合わせたソースをかけてみました。先週から欧州料理を作ってきましたが、本当にジャガイモを使う料理が多いですね。

そのむかーし、高校時代の友人がドイツハノーヴァーに短期留学して帰って来た時に「毎日ポテトが出てきた…」と驚きの感想を述べていましたが、こうやってみると、納得です。名前の通り、この材料が基本ですが、ほかにブロッコリーやら鶏肉でも、冷蔵庫の残り物を炒めて載せれば、きっとそれは立派な「Pittipanna」なんでしょうね。なんだか日本での「冷蔵庫の残り物でチャーハン」というのと重なる感じがして、ほっこりしました。